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松前神楽・豆知識 演目(座)その3

今回は、前回紹介しなかった舞いを紹介しよう。
函館市内の神社では、奏上される神楽の演目(座)は、ほぼ前2回で述べた舞いが全てであり、それ以外の舞いは主に函館郊外で見られる。函館市内では、見られないのであるが、神楽の形式も異なる。函館で見られるのは、省略された松前神楽である。これは神楽に時間がかかる為に、省略した神楽を「函館式」であるといえるであろう。それがメジャーになり、街にある神社は、「函館式」で奏上される。最近になり、「山神」を入れているらしい。
奏上されない舞いの中には、北海道らしい舞いや秘曲とされてる舞いなどあり北海道の歴史に沿った舞いがあるのだ。その舞いの名前は、

荒馬舞(あらうままい)
秘曲・兵法舞(へいほうまい)
八乙女舞(やおとめまい)
四ヵ散米舞(しかさごまい)
鬼形舞(きがたまい)
獅子の鈴上げ

荒馬舞・兵法舞・八乙女舞は、特定の神社で奏上されているが、鬼形舞・獅子の鈴上げは、話で聞いただけで、実際に見た事がない。最近では奏上された話はない。四ヵ散米舞については、目出たい時に奏上される舞いらしく、その現場に立ち会ったことは現在のところない。
荒馬舞は、少年の舞いであり北海道馬産地らしい舞いで、私が好きな舞いである。今回紹介した舞い(荒馬舞以外)は、滅多に奏上しない舞いで見られた方はラッキーであろう。(荒馬舞は比較的に奏上される舞いである。)少し前には奏上されたようであるが、現在は事情により出来ないのは残念である。

写真は、今年の湯倉神社例祭での一コマ。二羽散米舞。
yukura_0603.jpg

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プロフィール

及川 修

Author:及川 修
松前神楽は、松前藩主自ら祭主となり、藩の城内神事として行われ始めたのは1674年から明治の廃藩置県まで、神職により御城神楽として隔年に行われた大神事であり、その作法は厳格であります。約350年の歴史を持つ北海道道神事芸能で、比較的に開拓して歴史の浅い北海道では珍しい郷土芸能であります。松前藩主が松前神楽を見て、「よくできてそうろう」とおっしゃったことから、「良き候」とブログタイトルに入れ、松前神楽の魅力や北海道の郷土芸能を紹介しております。渡島・桧山地方では近くの神社で奏上されているので、お祭りの際は誰でも見学可能です。

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