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福島町 福島大神 第4回お客様は神様です。神有月かがり火神楽

今年で4回目の「お客様は神様です。神有月かがり火神楽」です。
コンセプトは、長谷川雅志氏による布のインスタレーションと、タイトルから神様だけに捧げる神楽ということであります。照明は、かがり火と提灯の明かりだけで、勇壮に松前神楽が行われます。昨年から、舞楽の解説や合間の会話も無く、粛々と神楽が行われるというスタンスです。

だんだん、来客は神様だけとあって人間のお客様で少なくなってきています。「関係者だけの神楽」というコンセプトを考えれば、代々宮司に今の神楽を見ていただくという感じにも見えます。厳粛としている会場です。明かりを落とし、かがり火と提灯の明かりだけの「夜神楽」です。今年の会場は、境内にある土俵で、全国的にも有名になりつつある「女だけの相撲大会」の会場であります。

福島町 神有月かがり火神楽
会場風景


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毎年ながら、撮影が困難な現場あります。ストロボで撮ると雰囲気を無くしてしまうので、今回も撮影に工夫をして撮影に挑みました。今回は、かがり火だけの神楽の表現でありますので、ピン、ブレを入れて表現しました。

今回行われた神楽舞いは、祝詞舞(のりとまい)、荒馬舞(あらうままい)、山神(さんじん)舞、八乙女舞(やおとめまい)、三番叟(さんばそう)、神遊舞(かんあそびまい)、福田舞(ふくだまい)、十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)の八座が行われました。

祝詞舞(のりとまい)、幣帛舞(みてくらまい)、榊舞(さかきまい)とも云います。
その神社の宮司が朝夕玉垣内に参進して、神域を祓い清め、神拝して御幣を奉るという、神職の神明奉仕の姿を表した舞いであります。函館と近郊の町で行われる際には、松前神楽奉納となる時、斎主(その神社の宮司)が最初に舞われる舞いであります。

松前神楽 祝詞舞
祝詞舞(のりとまい)

荒馬舞(あらうままい)、松前遊(まつまえあそび)、正前遊舞(しょうぜんあそびまい)とも云います。城内神楽神楽修行の際に、たまたま藩主の機嫌が悪くこれを直さんと考え馬が好きな藩主の為に、馬術の様子を即興的に創り演舞したところ大変喜び、機嫌を直したと云います。

松前神楽 荒馬舞

松前神楽 荒馬舞
上2枚 荒馬舞(あらうままい)

山神(さんじん)舞は、奥山の榊葉を持ち山神を表し、海鳥のしぐさを真似て山神にご覧になってもらい、おなぐさめ申し上げるというものであります。

松前神楽 山神
山神(さんじん)舞

八乙女舞(やおとめまい)は、女性二人が白衣、 緋袴、 千早を着し、 扇を持って舞います。 松前神楽は本来男性の舞で、 この舞は後代にいたって創造されたものと考えられます。

松前神楽 八乙女舞
八乙女舞(やおとめまい)

三番叟(さんばそう)は、背が低く、顔が黒く、精力絶倫にして健康長寿、正道徳行の翁が、才智多い子孫に恵まれ自身もまた長寿であることを喜び舞う、家門の隆昌、子孫の繁栄を祝福した舞いであります。

松前神楽 三番叟
三番叟(さんばそう)

神遊舞(かんあそびまい)、天皇遊舞(てんのうあそびまい)とも云います。
二人の武人が弓矢を持ち、四方の悪魔を退散し、正しい心に返す意味の舞で、松前藩の威徳を内外に示し、蝦夷地鎮定、天下泰平を祈願した舞であります。この舞は、松前藩主6代矩広(のりひろ)公の作品だと伝えられています。

松前神楽 神遊舞
神遊舞(かんあそびまい)

福田舞(ふくだまい)、跡祓舞(あとはらいまい)とも云います。跡祓舞(あとはらいまい)は、宵宮祭で獅子舞を行わない神社で、一番最後に行うことから跡祓(あとはらい)とも云います。四方の神々を拝し、祓い清めて干ばつ、暴水、火難の災いを除き、五穀豊穣を祈願する舞いであります。

松前神楽 福田舞
福田舞(ふくだまい)

十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)
十二回手が変わるというので、十二の手獅子舞と云われています。一年十二ヶ月を形どり、獅子幕も十二反使用するを本格とするのであると云われています。五方とは、東西南北と正中(真ん中)を祓い固め蝦夷鎮定、国土安穏を祈る様を表しています。

松前神楽 十二の手獅子舞・五方
十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)

今回も撮影が難しいでしたが、回を重ねるとそれなりの表現方法が見つかります。継続はチカラなりですね。
もう残り少ないお祭りも北斗市の有川大神宮だけとなりました。少々寂しくなりますね。

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テーマ : 祭り/イベント
ジャンル : 写真

tag : 北海道 福島町 松前神楽 神楽 神事

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粛々と

 ギャラリーがほとんどいなくても、粛々と行われる神楽、良いですね。今度はギャラリーに加わってみたいと思います。
プロフィール

及川 修

Author:及川 修
松前神楽は、松前藩主自ら祭主となり、藩の城内神事として行われ始めたのは1674年から明治の廃藩置県まで、神職により御城神楽として隔年に行われた大神事であり、その作法は厳格であります。約350年の歴史を持つ北海道道神事芸能で、比較的に開拓して歴史の浅い北海道では珍しい郷土芸能であります。松前藩主が松前神楽を見て、「よくできてそうろう」とおっしゃったことから、「良き候」とブログタイトルに入れ、松前神楽の魅力や北海道の郷土芸能を紹介しております。渡島・桧山地方では近くの神社で奏上されているので、お祭りの際は誰でも見学可能です。

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