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鹿部町 本別稲荷神社 宵宮祭 2010

鹿部町本別稲荷神社の宵宮祭に、取材をして参りました。

どうしてもお願いして、やって欲しい舞いがありました。先日のせたな町・事比羅神社宵宮祭の直会(なおらい)で、宮司にダメ元でお願いしてみました。なんとか考えて頂けるようにもらい、それを見れるかどうか定かではない状況で、上ノ国八幡宮の御徒行列の撮影を断念して、鹿部町に来てみました。これでやってもらえなかったらと考えたくはなく、恐る恐る宮司にその旨を聞いてみると、やってもらえるとのことで感謝であります。

はじめて見る神楽舞いに、少々胸躍ります。

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本別稲荷神社

    
本別稲荷神社の由緒は、

創立については詳かではないが文化11年(1814年)9月10日漁業者の1人高橋惣ヱ門氏が南部より渡り、本別地区に於いて漁業を営みその際漁業守護神として社殿を建立した。その後嘉永3年(1850年)7月頃になり地区戸数も約60戸となり同年8月社殿を新築し本別地区の守護神として祭典を行う。明治24年(1891年)戸数も130戸となり伊藤源吾翁が私財を投じて社殿を再建。明治5年(1872年)5月7日には伏見稲荷大社に懇願をし御分霊璽を仰ぎ御祭神として鎮座、村内安穏家運隆盛、海上安全、五穀豊穣等の祈願社として今日に至る。昭和27年(1952年)9月社殿も相当破損しているので伊藤源吉氏等8名が委員に挙げられ地区の寄付を仰ぎ大修繕を行うが昭和29年(1954年)9月26日未曾有の台風15号に依って全壊したが、同30年9月20日に再建、11月末日に竣工12月23日御遷座奉祝の祭典を挙行する。その後、社殿腐朽により全面改築をし、流造の社殿を建立し、平成13年(2001年)10月28日に遷座祭を斎行し現在に至る。

※いつもながら北海道神社庁より引用

祭礼が終わり神楽奏上となり、神楽舞いの前に行われる「神楽初(かぐらそめ)」が行われました。

神楽始(かぐらそめ)、神楽初とも書きます。
松前神楽に入る前に行われる、楽(笛・太鼓・手拍子)と神歌を神前にて、これから松前神楽奏上することを知らせるプロローグのようなものです。

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神楽始(かぐらそめ)

今回行われた神楽舞いは、弊帛舞(みてくらまい)、福田舞(ふくだまい)、鈴上げ(すずあげ)、鬼形舞(きかたまい)、十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)の5座であります。
お願いしていた神楽舞いは、「鬼形舞(きかたまい)」であります。今まで見たことはありませんで、行われたということは、知内町の雷公神社で行われたという噂だけで、見たことはありませんでした。

弊帛舞(みてくらまい)、榊舞(さかきまい)、祝詞舞(のりとまい)とも云います。
その神社の宮司が朝夕玉垣内に参進して、神域を祓い清め、神拝して御幣を奉るという、神職の神明奉仕の姿を表した舞いであります。函館と近郊の町で行われる際には、松前神楽奉納となる時、斎主(その神社の宮司)が最初に舞われる舞いであります。

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弊帛舞(みてくらまい)

福田舞(ふくだまい)、跡祓舞(あとはらいまい)とも云います。跡祓舞(あとはらいまい)は、宵宮祭で獅子舞を行わない神社で、一番最後に行うことから跡祓(あとはらい)とも云います。四方の神々を拝し、祓い清めて干ばつ、暴水、火難の災いを除き、五穀豊穣を祈願する舞いであります。

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福田舞(ふくだまい)

鈴上げ(すずあげ)、神子舞(みこまい)、乙女舞(おとめまい)とも云います。
天女の天降るさまを舞う神子(みこ)の祝福の舞いであります。

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鈴上げ(すずあげ)

鬼形舞(きかたまい)は、赤熊毛しやが、 鬼狩衣、 白襷で、 背腰に扇一本を差し手拍子 (茶釜) を持ち、 二人で舞いであります。蝦夷の生活を表現しているといわれています。
調べてみると、この舞いの解説は福島と松前では少々異なります。そのことは、後日の「豆知識」で紹介します。

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鬼形舞(きかたまい)

十二回手が変わるというので、十二の手獅子舞と云われています。一年十二ヶ月を形どり、獅子幕も十二反使用するを本格とするのであると云われています。五方とは、東西南北と正中(真ん中)を祓い固め蝦夷鎮定、国土安穏を祈る様を表しています。

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十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)

この日は上ノ国町では渡御祭があり、御徒行列がありましてそちらを見たかったのですが、この舞いをするということでこちらに来ました。上ノ国町と鹿部町を渡ることは大変でありますので、今回はこちらに集中させてもらうことにしました。

鬼形舞(きかたまい)をはじめて見させてもらいました。是非こらからも、地味でありますがこのような舞いにも光を当てて、北海道の歴史を表した舞いを見せて欲しいと思います。

テーマ : 祭り/イベント
ジャンル : 写真

tag : 北海道 神楽 松前神楽 鹿部町 本別稲荷神社 鬼形舞

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貴重な

これはとても貴重な舞ですね。鬼形舞ですか。是非、ムービーで記録して、後世に残したいですね。
プロフィール

及川 修

Author:及川 修
松前神楽は、松前藩主自ら祭主となり、藩の城内神事として行われ始めたのは1674年から明治の廃藩置県まで、神職により御城神楽として隔年に行われた大神事であり、その作法は厳格であります。約350年の歴史を持つ北海道道神事芸能で、比較的に開拓して歴史の浅い北海道では珍しい郷土芸能であります。松前藩主が松前神楽を見て、「よくできてそうろう」とおっしゃったことから、「良き候」とブログタイトルに入れ、松前神楽の魅力や北海道の郷土芸能を紹介しております。渡島・桧山地方では近くの神社で奏上されているので、お祭りの際は誰でも見学可能です。

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