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福島町 白符大神宮本祭 2010

昨日は、尻岸内八幡神社の直会祭の取材のつもりが時間帯を勘違いし、神社に到着したら静かな雰囲気で聞くと、午前中に行われたようで、神楽を見る事は出来ませんでした。
度々に取材させてもらっている福島町・白符地区にある、白符大神宮の本祭であります。

私的にも思い出の深い神社でありまして、ここは郷土芸能の白符荒馬踊りがあり、楽しく見させてもらっています。神楽取材と郷土芸能の取材と出来て、私的にも一石二鳥で取材が出来ますので、有り難い所でもあります。白符荒馬踊りは、分けて紹介しようと思いますのでそちらをご覧ください。

白符大神宮の由緒は、

寛文6年(1666年)松前藩松前美作守景広建立する。旧藩松前岩松直筆の額並に御附幕1張奉納あり。年中神事料として旧藩松前熊五郎廣昭より廩米4斗81俵と金1両年々賜り、嘉永3年に至りて廃せられ、村社列格後祭典修繕等白符村中にてこれを行う。昭和17年1月2日拝殿焼失し、同年10月15日神明造にて新築落成する。旧社格神明社は、明治9年10月、白符大神宮と改められ、村社に列せられた。
合併により合祀された歴史をもつ御祭神
恵比須神社 事代主神 享保2年合祀・熱田神社 日本武尊 明治4年合祀・鹿島神社 武甕槌神・稲荷神社 宇迦廼御魂神 宝暦8年創祀 大正4年合祀・荒神神社 素戔嗚尊 享保元年創祀 大正5年合祀
宇迦廼御魂神・素戔嗚尊


※いつもながら、北海道神社庁から引用

松前景広は、初代松前藩主・松前 慶広の六男で、『新羅之記録』の著者でもあります。
神社建立に関して、木古内町の佐女川神社も松前景広が寛永2年(1625)に建立と云われています。

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白符大神宮

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門払い行列


鎮釜湯立式から始まり、粛々と神事が行われました。

鎮釜湯立式とは、鎮火祭という火を鎮める神事である。釜でお湯を焚きホムスビノ神とミズハノメノ神をお祭りし、火(霊)を祓い清め、釜に向かい神歌を奏で鎮釜・鎮火を行う。また、湯笹で四方を拝し祓い清め除災招福を修する。また、この笹湯は祓われて外症状を治し、飲んで内症状を良くすると言われております。作物・漁獲量の吉凶を占う神事であり、松前神楽三十三座の中に十二座入っている神事である。

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鎮釜湯立式

行われた神楽舞は、弊帛舞(みてくらまい)、福田舞(ふくだまい)、三番叟(さんばそう)、注連祓舞(しめはらいまい)、十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)の5座行われました。

弊帛舞(みてくらまい)、榊舞(さかきまい)、祝詞舞(のりとまい)とも云います。
その神社の宮司が朝夕玉垣内に参進して、神域を祓い清め、神拝して御幣を奉るという、神職の神明奉仕の姿を表した舞いであります。函館と近郊の町で行われる際には、松前神楽奉納となる時、斎主(その神社の宮司)が最初に舞われる舞いであります。

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弊帛舞(みてくらまい)

福田舞(ふくだまい)、跡祓舞(あとはらいまい)とも云います。跡祓舞(あとはらいまい)は、宵宮祭で獅子舞を行わない神社で、一番最後に行うことから跡祓(あとはらい)とも云います。四方の神々を拝し、祓い清めて干ばつ、暴水、火難の災いを除き、五穀豊穣を祈願する舞いであります。

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福田舞(ふくだまい)

三番叟(さんばそう)は、背が低く、顔が黒く、精力絶倫にして健康長寿、正道徳行の翁が、才智多い子孫に恵まれ自身もまた長寿であることを喜び舞う、家門の隆昌、子孫の繁栄を祝福した舞いであります。

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三番叟(さんばそう

注連祓舞(しめはらいまい)、〆引(しめひき)、七五三祓舞(しめはらいまい)とも云います。白扇を四方四隅中央を祓い、真剣を抜き天井に十文字の縄を張った注連縄を切り払い、悪魔退散、国土安穏、千秋万歳を祝して舞われる舞いであります。

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注連祓舞(しめはらいまい)

十二回手が変わるので、十二の手獅子舞と言われる云われています。1年十二ヶ月を形どり、獅子幕も十二反使用するを本格とするのであると云われています。五方とは、東西南北と正中(真ん中)を祓い固め蝦夷鎮定、国土安穏を祈る様を表しています。

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十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)

連日の取材の最終日に福島の神楽で、今月の最終の神楽というのは個人的に嬉しく思います。
今年は、白符荒馬踊りも出たようでそちらの方にも目が行き、とても充実した取材でした。
白符荒馬踊りの取材模様は、後ほどに・・・


テーマ : お祭り&行事
ジャンル : 地域情報

tag : 北海道 神事 神楽 松前神楽 郷土芸能 白符荒馬舞 福島町

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ハードな

 7月も終わろうとしてますが、東に西に、北に南にとハードな移動取材でしたね。帰宅後の事後処理も大変そう。
プロフィール

及川 修

Author:及川 修
松前神楽は、松前藩主自ら祭主となり、藩の城内神事として行われ始めたのは1674年から明治の廃藩置県まで、神職により御城神楽として隔年に行われた大神事であり、その作法は厳格であります。約350年の歴史を持つ北海道道神事芸能で、比較的に開拓して歴史の浅い北海道では珍しい郷土芸能であります。松前藩主が松前神楽を見て、「よくできてそうろう」とおっしゃったことから、「良き候」とブログタイトルに入れ、松前神楽の魅力や北海道の郷土芸能を紹介しております。渡島・桧山地方では近くの神社で奏上されているので、お祭りの際は誰でも見学可能です。

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