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福島町 白神神社 本祭

6月16日
北海道のお祭りシーズンが到来した。北海道はまだ遅い春が過ぎ夏になりそうな気候だが、今年はどういう訳か、肌寒い季節が多いようで、札幌・旭川は30度を越える天候と気温なのに、道南は肌寒いようだ。

白神神社は、福島町の松前町の境界近くの神社であり、白神岬の近くにある神社である。車で松前方面に走ると、見落としてしまいそうな所にある。
松前町に入ると「白神地区」が見えてくるが、松前町の白神地区の人には、三社神社がありそちらが信仰の対象である。こちらは福島町の管轄で、門払いも吉野地区を練り歩くようだ。

白神神社の由来は、下記の通りである。

寛文7年(1667)の創建。ソッコ、あるいは祖鮫《そごう》明神ともいわれた。寛政元年(1789)この地を旅行した菅江真澄の記録『えぞのてぶり』の中にも「そう高くない磯山に鳥居が見えるのは、祖鮫(そごう)明神という海の荒神をまつったものである」と言い、漁業者の尊崇の篤い社であった。祖鮫(そごう)とはサメの事で、魚を海岸に押してくる神様とされ、この種の神社は北海道には2社しかない。
祭神は、猿田彦命(さるたひこのみこと)


北海道神社庁より引用

白神神社の由来を見ると、お祀りしている祭神は、猿田彦命(さるたひこのみこと)である。猿田彦は道の神様で、松前と福島の間をお守りする神様として現在に残っているのではないかと思われる。今でも漁業関係者の参拝も絶えない。

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白神神社

昨日までここしばらく好天が続き、今日は恵みの雨といったところではあるが、お祭りでは「雨」はそれなりに面倒なものであると思われる。門払い行列に難儀するのである、笛、太鼓はもちろんのこと、御幣や塩打ち、旗持ちの方々は、苦労するのである。

門払いから帰って来てしばしの休憩と本祭の準備をし、午前11時に本祭が行われた。

今回行われた神楽舞は、祝詞舞(のりとまい)、福田舞(ふくだまい)、山神舞(さんじんまい)、神遊舞(かんあそびまい)、十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)が行われた。

祝詞舞(のりとまい)、弊帛舞(みてくらまい)、榊舞(さかきまい)ともいう。
その神社の宮司が朝夕玉垣内に参進して、神域を祓い清め、神拝して御幣を奉るという。神職の神明奉仕の姿を表した舞いである。函館と近郊の町で行われる際には、松前神楽奉納となる時、斎主(その神社の宮司)が最初に舞われる舞いである。

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祝詞舞(のりとまい)

福田舞(ふくだまい)、跡祓舞(あとはらいまい)とも云う。跡祓舞(あとはらいまい)は、宵宮祭で獅子舞を行わない神社で、一番最後に行うことから跡祓(あとはらい)とも云う。四方の神々を拝し、祓い清めて干ばつ、暴水、火難の災いを除き、五穀豊穣を祈願する舞いである。

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福田舞(ふくだまい)

山神舞は、奥山の榊葉を持ち山神を表し、海鳥のしぐさを真似て山神にご覧になってもらい、おなぐさめ申し上げるというもの。

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山神舞(さんじんまい)

神遊舞(かみあそびまい)、天皇遊舞(てんのうあそびまい)ともいう。
二人の武人が弓矢を持ち、四方の悪魔を退散し、正しい心に返す意味の舞で、松前藩の威徳を内外に示し、蝦夷地鎮定、天下泰平を祈願した舞である。この舞は、松前藩主6代矩広(のりひろ)公の作品だと伝えられている。

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神遊舞(かみあそびまい)

十二回手が変わるので、十二の手獅子舞と言われる云われている。1年十二ヶ月を形どり、獅子幕も十二反使用するを本格とするのである。五方とは、東西南北と正中(真ん中)を祓い固め蝦夷鎮定、国土安穏を祈る様を表している。

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十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)

本祭終了後に、1年の漁業を占う、くじが引かれた。日時の書かれたくじと、獲物の名前(例えば、イカ、マグロ等)ものが混ざっていて、数回に渡り引かれていら。
このようなくじを引くことは、よく見られ、これが良く当るようであるというのを各土地で聞くので、関係者に聞くとだいたい当るようである。

福島町は以前は2人の宮司で祭事を行われていたが、昨年から1人で福島町の神社を見なければならなくなり、管轄が広くなり大変だったようだ。神楽終了後に言われる「よーそろー」もあまり言われていなかったようにも感じられた。

以前にも書いたのだが、神楽終了後に言われる「よーそろー」は、現在では福島大神宮の管轄していた地域と、小平町鬼鹿地区・鬼鹿厳島神社だけであるが、周辺の観客からあまり聞こえてこなかったので、以前は言われていたようである。この掛け声は、常盤井家の努力無くしては残っていない風習であり、神楽に対する崇敬な思いをも感じられる言葉であると思う。

テーマ : お祭り&行事
ジャンル : 地域情報

tag : 北海道 福島町 神楽 神事 猿田彦 松前神楽

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よーそろー

よーそろー。大事にしたい伝統ですね。どこの神社も大変なのですね。是非とも伝統芸能を後世に伝えてゆきたいものです。
プロフィール

及川 修

Author:及川 修
松前神楽は、松前藩主自ら祭主となり、藩の城内神事として行われ始めたのは1674年から明治の廃藩置県まで、神職により御城神楽として隔年に行われた大神事であり、その作法は厳格であります。約350年の歴史を持つ北海道道神事芸能で、比較的に開拓して歴史の浅い北海道では珍しい郷土芸能であります。松前藩主が松前神楽を見て、「よくできてそうろう」とおっしゃったことから、「良き候」とブログタイトルに入れ、松前神楽の魅力や北海道の郷土芸能を紹介しております。渡島・桧山地方では近くの神社で奏上されているので、お祭りの際は誰でも見学可能です。

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