スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

福島町 第2回 お客様は神様です。神有月 かがり火神楽

昨年から始まった企画、「第2回 お客様は神様です。神有月 かがり火神楽」が、10月10日(土)に行われた。
昨日の台風18号の影響が心配されたが、道南には大きい影響が見られず、温帯低気圧に変わったので、無事に行われた。

コンセプトは、神様だけにお見せする神楽なので、かがり火だけの明かりで行われる。福島大神宮の境内にある、土俵で観客も呼ばず、拝殿に向い松前神楽が行われるのである。観客が見にいらっしゃるのはOKである。
染色家長谷川雅志氏が、この福島大神宮のイメージした布のインスタレーションを土俵の柱に付け、福島大神宮の神々にお見せする神楽を奏上した。

昨年同様に、とても撮影が困難な状況下の中、松前神楽が奏上された。

fuku_kamiari09_06.jpg
境内にある土俵

fuku_kamiari09_09.jpg
楽人

今回、奏上された松前神楽は、祝詞舞(のりとまい)、福田舞(ふくだまい)、山神(さんじん)、八乙女舞(やおとめまい)、鈴上げ、荒馬舞(あらうままい)、神遊舞(かみあそびまい)、八乙女舞(やおとめまい)、十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)が行われた。(八乙女舞は、2回行われた。)

祝詞舞(のりとまい)、弊帛舞(みてくらまい)、榊舞(さかきまい)ともいう。
その神社の宮司が朝夕玉垣内に参進して、神域を祓い清め、神拝して御幣を奉るという。神職の神明奉仕の姿を表した舞いである。函館と近郊の町で行われる際には、松前神楽奉納となる時、斎主(その神社の宮司)が最初に舞われる舞いである。

fuku_kamiari09_01.jpg
祝詞舞(のりとまい)

福田舞(ふくだまい)、跡祓舞(あとはらいまい)とも云う。跡祓舞(あとはらいまい)は、宵宮祭で獅子舞を行わない神社で、一番最後に行うことから跡祓(あとはらい)とも云う。四方の神々を拝し、祓い清めて干ばつ、暴水、火難の災いを除き、五穀豊穣を祈願する舞いである。

fuku_kamiari09_02.jpg
福田舞(ふくだまい)

奥山の榊葉を持ち山神を表し、海鳥のしぐさを真似て山神にご覧になってもらい、おなぐさめ申し上げるというもの。

fuku_kamiari09_03.jpg
山神(さんじん)

八乙女舞は、2回行われた。八乙女舞をする子は、2組いて、1組は高校生2人。もう1組は小学5年生の2人いるので、暫く途絶えることはないと思われる。
女性二人が白衣、 緋袴、 千早を着し、 扇を持って舞う。 松前神楽は本来男性の舞で、 この舞は後代にいたって創造されたものと考えられる。

fuku_kamiari09_04.jpg
八乙女舞(やおとめまい)

鈴上げ(すずあげ)、神子舞(みこまい)、乙女舞(おとめまい)とも云う。
天女の天降るさまを舞う神子(みこ)の祝福の舞いである。

fuku_kamiari09_05.jpg
鈴上げ(すずあげ)

荒馬舞(あらうままい)、松前遊(まつまえあそび)、正前遊舞(しょうぜんあそびまい)ともいう。城内神楽の神楽修行の際に、たまたま藩主の機嫌が悪くこれを直さんと考え馬が好きな藩主の為に、馬術の様子を即興的に創り演舞したところ大変喜び、機嫌を直したという。

fuku_kamiari09_07.jpg
荒馬舞(あらうままい)

神遊舞(かみあそびまい)、天皇遊舞(てんのうあそびまい)ともいう。
二人の武人が弓矢を持ち、四方の悪魔を退散し、正しい心に返す意味の舞で、松前藩の威徳を内外に示し、蝦夷地鎮定、天下泰平を祈願した舞である。この舞は、松前藩主6代矩広(のりひろ)公の作品だと伝えられている。

fuku_kamiari09_08.jpg
神遊舞(かみあそびまい)

かがり火だけの光なので、やはり撮影には難航する。ストロボを発光したのと、高感度に設定し撮影したものと撮影していたので、定まらず終了となった。
どちらもいい感じに撮影出来た方であろう。

fuku_kamiari09_10.jpg

fuku_kamiari09_11.jpg
2枚・八乙女舞(やおとめまい)

十二回手が変わるので、十二の手獅子舞と言われる云われている。1年十二ヶ月を形どり、獅子幕も十二反使用するを本格とするのである。五方とは、東西南北と正中(真ん中)を祓い固め蝦夷鎮定、国土安穏を祈る様を表している。

fuku_kamiari09_12.jpg
十二の手獅子舞・五方(じゅうにのてししまい・ごほう)

今年も残すところ、北斗市の有川大神宮だけとなった。今年は廻れるだけ例祭と神楽が行われる所に取材を行った。流石に疲れがたまり、毎年行われている後志の松前神楽合同会が鬼鹿で行われたが、行くことは出来なかったのは残念である。
残る有川大神宮も行けるだろうか・・・

テーマ : お祭り&行事
ジャンル : 地域情報

tag : 北海道 松前神楽 郷土芸能 福島町

コメントの投稿

非公開コメント

お疲れ様

 今年もいろいろ周りましたね。そろそろこの格好では外で舞うのはキツイ季節ですね。福島は若い踊り手が多くいるようなので、心強いですね。来年はこちらも多く見てみたいですね。

不名誉ドットコムさん
今年も残すところ1ヶ所になりました。不名誉ドットコムさんとは、一緒に神楽見物をしていますが、福島だけは行っていませんね。福島の松前神楽は、安心して見られる神楽ですので是非見て欲しいですね。
プロフィール

及川 修

Author:及川 修
松前神楽は、松前藩主自ら祭主となり、藩の城内神事として行われ始めたのは1674年から明治の廃藩置県まで、神職により御城神楽として隔年に行われた大神事であり、その作法は厳格であります。約350年の歴史を持つ北海道道神事芸能で、比較的に開拓して歴史の浅い北海道では珍しい郷土芸能であります。松前藩主が松前神楽を見て、「よくできてそうろう」とおっしゃったことから、「良き候」とブログタイトルに入れ、松前神楽の魅力や北海道の郷土芸能を紹介しております。渡島・桧山地方では近くの神社で奏上されているので、お祭りの際は誰でも見学可能です。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カテゴリー
最近の記事
月別アーカイブ
最近のコメント
最近のトラックバック
RSSフィード
カウンター

リンク
スポンサー
ブログ内検索
コマーシャル
コマーシャル2
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。