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松前神楽・豆知識 渡島式(函館式)

前回から引き続き、松前神楽の形式について紹介したいと思います。

大きく分けてこの3つ存在します。
函館市をはじめとした各町で行われている「渡島式(函館式とも呼ばれています)」、松前町をはじめとした各町で行われている「松前式(福山式とも呼ばれています)」と、福島町・小樽をはじめとした各町で行われている「福島式」とあります。

函館式は、函館市内のほとんどの神社と森町と各所で行われているようです。函館市内のは数カ所見てきましたが渡島式でした。
周辺の町でも行われているを確認したのは、北斗市の上磯八幡宮、意富比(おおひ)神社は、渡島式を行っていました。森町まで取材していないので確認していませんが・・・

歴史的には、森町の森稲荷神社の小島仁太郎(昭和11年に75才で没)さんと、上磯八幡神社の村田義徳(昭和5年65才で没)さんが二人で、この形式を造られました。座数、舞い、楽をあらたに、手直して行われているのが「渡島式・函館式」で現在に至ります。
荒馬舞(松前遊舞)と、兵法舞、鬼形舞、八乙女舞、御稜威舞(獅子の上)、獅子の鈴上げ、四ヵ散米舞はまだ見たことがないが、ほとんど行われないと思います。特別な行事に行われる時や、めでたい時に行われる、四ヵ散米舞もたぶん行われていないだろうと思われます。神遊舞の時や、他の舞いでも松前藩の家紋の入った衣装もつけず行われます。松前式を見てしまうと、「あれっ何で付けてやらないだろう?」と思ってしまいますが、形式が異なると言う訳なのです。
主に披露される神楽舞は、

榊舞・鈴上げ・福田舞・利生舞(宵宮祭のみ)・二羽散米舞
千歳・三番叟・翁舞・神遊舞・山神・〆引・獅子舞(五方舞・佐々良)


函館市内でご覧になっている方々は、市内の神社でしか見ていないと思いますので、このような形式があるのも知らないことだろうと思います。一度離れて各地を見てみると、形式が異なる場所もあって、「松前神楽」の面白さが理解できると思います。

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2007年 函館市大森稲荷神社例祭 神遊舞

tag : 北海道 松前神楽

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そういえば

 そういえば、いつも函館に来ているのに、市内の神楽を見たことがありませんでした。鹿部、松前といった神楽を見てきましたが、前回の北斗市の有川は渡島式だったのでしょうか?。

そうですね

北斗市の有川大神宮は、渡島・松前式といった感じでしょうか。
時々、荒馬舞を披露したり、松前式の部分を見ていますので、ハッキリ◯◯式だとは言えないと思われますね。
プロフィール

及川 修

Author:及川 修
松前神楽は、松前藩主自ら祭主となり、藩の城内神事として行われ始めたのは1674年から明治の廃藩置県まで、神職により御城神楽として隔年に行われた大神事であり、その作法は厳格であります。約350年の歴史を持つ北海道道神事芸能で、比較的に開拓して歴史の浅い北海道では珍しい郷土芸能であります。松前藩主が松前神楽を見て、「よくできてそうろう」とおっしゃったことから、「良き候」とブログタイトルに入れ、松前神楽の魅力や北海道の郷土芸能を紹介しております。渡島・桧山地方では近くの神社で奏上されているので、お祭りの際は誰でも見学可能です。

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